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孫毅(スン・イ)

孫毅は中国、北京のエンジニア。1997年に法輪功を修め始める。1999年に中国共産党政権により法輪功が禁止され、過酷な弾圧を受けるようになる。当局によるプロパガンダに関する情報を伝えようとしていたところ拘束され、北京五輪の期間には悪名高い馬三家労働教養所に送り込まれ、拷問を受け生死をさまよう。2年半の刑期の後に釈放される。収監中に孫毅が書いたSOSの手紙が、米オレゴン州のスーパーマーケットに辿り着く。CNN、ニューヨーク・タイムズのトップニュース報道もあり、中国の労働教養制度は公式に閉鎖されることとなる。これを受けて孫毅は、自分の体験と今なお中国の市民が直面する抑圧を記録する映画を制作することを決意する。

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Julie Keith(ジュリー・キース)

 米オレゴン州に住む女性。ある日スーパーマーケットで購入した「中国製」のハロウィーンの飾りに忍び込まれた孫毅の命がけで書いたSOSの手紙を見つけメディアに知らせる。後にインドネシアにて孫毅と直接会うこととなる。

付寧(フ・ニン)

 孫毅の妻。結婚から数年後、孫毅が拘束され自分も中国当局にマークされる。孫毅収監中に離婚、釈放後から再び交流を持ち再婚を望むが、当局から監視されることとなる。

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江天勇(ジアン・ティエンユ)

 著名な中国の人権弁護士。孫毅を擁護し、釈放に助力する。中国共産党から敵視された人の弁護活動で知られるが、孫毅の弁護活動をしていた頃に弁護士資格をはく奪されている。

映画に関するキーワード

「法輪功」

中国の伝統的な健康法である気功を、李洪志(リ・コウシ)が1992年に公にした気功修練法、及びその団体。1999年より江沢民(コウ・タクミン)権下の中華人民共和国は、法輪功を邪教と定め活動禁止とし、弾圧を始めた。以後、法輪功の実践者たちは中国共産党政権の司法、警察、政治的な迫害を受けており、裁判令状のない逮捕、拘束、収容所における死に至るほどの虐待や拷問が続いている。

「馬三家労働教養所」

中国政府が反体制的とみなした人物を裁判なしで収容し、拷問や過酷な労働を強いる法律の枠外の監獄と言える。

孫毅の告発もあって中国国内外で批判が起き、2013年11月に廃止された。

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